消費税増税は注文住宅着工に影響が大きいのか

消費税増税前にはご多分に漏れず注文住宅の建築にも拍車がかかったようですが、4月になって増税が開始された今では建築ラッシュも幾分おさまってきたようです。では3%の消費税増税は今後注文住宅の着工にどのような影響を与えるのでしょうか。大方の予想ではそれほどの落ち込みはないとされています。と言いますのは、前回1997年の消費税増税で住宅着工が大きく落ち込んだことを反省して、政府は早めに手を打っているからです。今回の対策として「住宅ローン控除」を2倍にすることや、「住まいの給付金」を支給することがすでに決まっています。こうした対策により、消費税増税後に住宅を購入しても、増税前よりコストが大きくはならず、むしろ有利になるケースもあるということが試算によって確認されています。

建設コスト急上昇で注文住宅建築の落ち込みが懸念される

政府の対策により消費税増税後も住宅建築に落ち込みはない、と予想されています。でもこのところ建築費が急激に高騰しているようですが、そちらの影響はどうなのでしょうか。被災地の復興のための建設や政府の公共事業強化策などの影響を受けて、資財価格や人件費の高騰が建築費を大幅に引き上げています。例えばマンション1戸の建築価格をとってみても、数年前は1,500万円台だったものが現在では2,200万円を超えると言われています。つまりマンションの場合は数年前より建築費が700万円も上がったことになるのです。これだと一戸建て住宅の建築費への波及も避けられないのではないでしょうか。仮に値段が抑えられたとしても、その分品質に影響しないかが心配になります。注文住宅建築を検討している方は、これからの建築資材価格や人件費の成り行きを注意深く見守っていく必要があります。